2011年チャリティカレンダー

2011年カレンダー表紙 このカレンダーは、こどもたちを支援する各国のNPO・NGO団体の協力のもと、ストリートチルドレン芸術祭実行委員会が制作しています。2011年版カレンダーの応募では、インド・カンボジア・ベトナム・バングラデシュ・チベット・ニカラグア・ルワンダ・南アフリカから作品が集まりました。作者は幼児から18歳程度までの幅広い年齢のこどもたちで、現在または過去に路上で生活した経験を持ったり、経済的な事情から親元を離れて施設で生活しています。作品を選出してくださった選考者の皆さまには、無償でご協力いただいています。

2011年カレンダーに使用された絵

 2011年カレンダーに使用された絵とお寄せいただいたコメントをご紹介いたします。

1月「(無題)」
 エリック(14歳・男の子・ルワンダ)


2011年カレンダー1月 12歳の頃、母親の元から逃げてきて、キガリ(首都)で5年間路上生活をする。シンナーの生活から抜け出したい、学校に行きたいと、マリールイズさんの下に来て訴えた。現在、母国に居るマリールイズさんの母親の所から、学校へ通い勉強している。「バナナの皮を材料とした貼り絵技術を身につけ、作品を売ったお金を母親に届けたい。」

選考者
(選考理由・コメント)
白井貴子さん(ミュージシャン)
 ドシドシと大地を蹴って、前へ前へと進んでゆく力強さ!「負けるもんか!」そんな気迫を感じます。オリジナリティーあふれる作品に感動です。

2月「ある人の人生について伝えたいこと」
 テト・スレイン(15歳・女の子・カンボジア)


2011年カレンダー2月 兄弟は4人です。母は働いていますが、父はいません。「この絵は、ある人の人生について描きました。その人は貧乏で一人で暮らしています。日本人に「Good Luck!」と言いたいです。」

選考者
(選考理由・コメント)
静岡県熱海私立第二小学校
この絵の良いところは、一人の子どもが仕事を一生懸命やっている感じが出ているところです。見ている人も頑張ろうという気持ちになれます。

3月「山登り」
 ダビッド・エンリケ・バスケス(12歳・男の子・ニカラグア)


2011年カレンダー3月 首都マナグア出身。2009年3月から現在まで施設で平日を過ごし、週末は親戚の元へ戻る。5人兄弟の長男で、母親は隣国コスタリカへ出稼ぎに行っている。叔母が面倒を見ているが、縛ったり、殴ったり虐待を受けた。そのため弟と一緒に家出し、しばらく路上生活を送っていた。その後、NGOに保護され、現在に至る。一時、施設での態度が悪く、叔母宅に戻った経緯がある。「学校の勉強は好きではないが、スポーツは大好き。一日中でもやっている。踊りも大好きだ。将来は大きな家が欲しいって思う。」

選考者
(選考理由・コメント)
東北福祉大学生田目ゼミ
山並みを人や魚、船が仲良く登っている様子がとても楽しそうです。そして真ん中にいる子は作者の子自身でしょうか。ハイキングが本当に好きな気持ちが表情に出ているように思いました。また、小さな植物にも目を向けられている繊細さ、五感の豊かさが伝わってくるようです。私たちも絵に描かれている自然を見て心が落ち着き、癒されるような気持ちになりました。

4月「(無題)」
 ノンサァンサァ(女の子・南アフリカ)


2011年カレンダー4月この作品は南アフリカで開催されたサッカーワールドカップのおり、私たちのメンバーが難民の村を訪問して、子どもに描いてもらいました。

選考者
(選考理由・コメント)
静岡県熱海市立小嵐中学校
 私たちは当たり前のように文字を書くことができます。しかし、ストリートチルドレンは、自分の名前を書けることが喜びなんだと知りました。私たちは、当たり前のことを幸せに感じなければいけません。

5月「自由を」
 タシ・ツオモ(14歳・インド在住のチベットの子ども)


2011年カレンダー5月

選考者
(選考理由・コメント)
笑福亭鶴笑さん(落語家)
 梯子の上から見た世界はどう?僕も子どもの頃高い所に登るのが好きだったなぁ。木の上、屋根の上……山に登ったら反対側にも人が住んでいるのを発見して嬉しかった。梯子に登ってくれたから、僕らはここに住んでいるよって日本でも見えたよ。友達になりたいなぁ。

6月「美しい雨」
 ディプ(14歳・男の子・バングラデシュ)


2011年カレンダー6月 2004年11月にエクマットラに来た。4人兄弟で英語が好き。「天がもたらしてくれた雨で世界はきれいになって、美しい虹ができます。雨に感謝したい。

選考者
(選考理由・コメント)
中島潔さん(画家)
 この1枚の絵に、夢・希望・祈り、そして宇宙がある。

7月「きれいな星空の下で」
 スリティ(13歳・女の子・バングラデシュ)


2011年カレンダー7月2004年4月にエクマットらに来た。兄妹3人姉妹4人で好きな科目は英語。「バングラデシュの美しい星空が大好きでそれが水面に写っている様子はとっても心地良いです。

選考者
(選考理由・コメント)
静岡県立三島南高等学校生徒会
 この子どものように自分の家もなく、家族と一緒に住むことが難しい子どもたちが世界には沢山います。このような子どもたちが、一日でも早く家族と暮らすことができるように、どう協力するのか考えなくてはならないと思いました。

8月「つながる橋」
 グエン・ティ・ビック・ターオ(16歳・女の子・ベトナム)


2011年カレンダー8月 幼い頃から父親はおらず、母親と生活していた。しかし、母親が病気で働けなくなったため、フエの「子どもの家」に来た。現在、裁縫の研修に通っている。「人が、どこへでも行き来できるように、たくさんの橋が欲しい。日本とベトナムも、橋でつながったら、日本のみなさん、ぜひ私の国へ来て下さい。

選考者
(選考理由・コメント)
イルカさん(シンガーソングライター/IUCN(国際自然保護連合)親善大使)
 つながる橋は、平和を証し。全ての物たちを繋げて行かれたらな……。「The Bridge Between Worlds」望月が見守る中で、そう呟いてみた。

9月「ふるさと」
 アラル(11歳・男の子・バングラデシュ)


2011年カレンダー9月 2010年5月エクマットラに来た。「絵画の勉強をもっともっとして、将来はアーティストになってたくさんの人々を僕の絵で幸せにしたい。」

選考者
(選考理由・コメント)
山本博さん(日本体育大学准教授・アテネオリンピックアーチェリー銀メダリスト)
 ふるさとは、心に宿る永遠の楽園。青い空に輝く太陽、大地と海の恵みに育まれた故郷が、いつまでも平和で穏やかな地でありますように。そんな願いと想いが伝わる作品です。

10月「(無題)」
 ペマ・ティンレイ(インド在住のチベットの男の子)


2011年カレンダー10月 10歳のときヒマラヤを越えてインドに来た。

選考者
(選考理由・コメント)
眞野あずささん(女優)
 こちらに伝わってくるのは、澄み切った凍えるような大気の冷たさではなく、心まで温めてくれる心地よいぬくもりです。見失いつつある大切な物の価値も教えて貰える絵です。

11月「(無題)」
 ソナム・トプギャル(インド在住のチベットの子ども)


2011年カレンダー11月 

選考者
(選考理由・コメント)
木村裕一さん(絵本作家)
 とても力強い風景だ。人や動物が描かれていなくても、山や木や湖がまるで生きているかのようにみずみずしく描かれている。面白い人や動物の絵を選ぼうとしたが、どうしてもこの風景の魅力が勝ってしまった。それくらい印象的な作品だ。

12月「夢に向かって」
 グエン・ティ・ガー(15歳・女の子・ベトナム)


2011年カレンダー12月 父親を亡くし、母親は再婚。フエの「子どもの家」に入り高校へ通っている。「私の夢は、宇宙船の開発をすること。夢を叶えるために、今は高校に通い、一生懸命勉強している。」

選考者
(選考理由・コメント)
斎藤隆さん(メジャーリーガー)
 こんなご時世だからこそ、子どもにとっても大人にとっても、「夢」がキーワードになるのではないかと思います。いつの時代も「夢」を持つのは大切なこと。空=宇宙に向かって、今まさに旅立とうとしているロケット。とても動きがある絵で、「夢」に向かって進む力強さを感じます。

表紙「みんなでひとつ」
 ドアン・ヴァン・アン(15歳・男の子・ベトナム)


2011年カレンダー表紙 世界中の人々の手をつないで、ひとつの手にしよう。そして、その手でみんなの地球を守ろう。

ストリートチルドレン支援団体一覧

インド ミネハハ・ヘルピング・フリー・エデュケーション・センター
インド(ダラムサラ) TCV(チベット子供村)
カンボジア 愛のセンター
ニカラグア シ・ア・ラ・ヴィーダ
バングラデシュ エクマットラ
ベトナム ベトナムの「子どもの家」を支える会
南アフリカ アフリカ・ファミリー
ルワンダ ルワンダの教育を考える会
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