2008年チャリティカレンダー

2008年カレンダー表紙 このカレンダーは、熱海市立小嵐中学校、こどもたちを支援する各国のNPO・NGO団体の協力のもと、ストリートチルドレン芸術祭実行委員会が制作しています。2008年版はカンボジア・インド・バングラデシュ・メキシコ・ニカラグア・グアテマラ・ブラジル・ケニアから277点の作品が寄せられています。作者は幼児から18歳程度までの(自分の年齢がわからないこどもたちが多いのも実情です)幅広い年齢層のこどもたちで、現在、または過去に路上で生活した経験をもっています。最も好きな作品を選出してくださった12名の皆様は、皆無償でご協力いただいています。

2008年カレンダーに使用された絵

 2008年カレンダーに使用された絵とお寄せいただいたコメントをご紹介いたします。

1月「私の住みたい場所」
 ウェンディー・ヤオスカ・アルバレス(18歳・女の子・ニカラグア)


2008年カレンダー1月 以前は路上生活を繰り返していたが、施設に来て3年になり、今では年下の少女たちの世話をする施設のリーダーである。

選考者
(選考理由・コメント)
山本博さん(アーチェリー選手・日本体育大学短期大学部准教授)
 太陽には偉大な力がある。毎日約束したように現れては万物に幸福をもたらしてくれる太陽。自然の摂理や道理を最も分かっていない人間は今日まで地球を好き勝手にしてきた。この絵は人間の傲慢さを気づかせてくれる一枚である。

2月「(無題)」
 バルバラ・フェヘイラ・ダ・シウバ(16歳・女の子・ブラジル)


2008年カレンダー2月 

選考者
(選考理由・コメント)
榎木孝明さん(俳優)
 ひと筆で描かれたハートの何とかわいいことでしょう。きっと普段から優しい心の持ち主だからその気持ちがハートの表情に表れているのでしょう。その優しさを受け入れてくれる社会であってほしいと思います。

3月「人生は挑戦」
 エン・ソポーン(15歳・女の子・カンボジア)


2008年カレンダー3月 以前はゴミ捨て場に住んでいてゴミを拾っていましたが、今では私はCCHセンターに住んでいます。将来私は弁護士になりたいです。

選考者
(選考理由・コメント)
高原直泰選手(プロサッカー選手)
 サッカーというスポーツを通じて世界の子どもたちに将来への夢や希望を与えられればうれしいです。

4月「勉強したい子ども」
 ソカ・プルクサ(13歳・男の子・カンボジア)


2008年カレンダー4月 以前は路上暮らしの子どもでした。学校にも行けませんでした。でも今はCCHに住んでいます。十分な食べ物や日用品、たくさん勉強しています。僕は歌手か経営者になりたいです。

選考者
(選考理由・コメント)
藤原紀香さん(女優)
 学校で勉強をしたくても生活の為に家のお手伝いをしなくてはならないというカンボジアの子ども達の現状を私たちに教えてくれています。右に小さく書かれている色のない絵は学校へ行った経験が無い彼女の想像の世界を感じました。子どもたちが安心して勉強できる環境を整える事が私たちに出来る事だと感じました。

5月「私の中にいる竜」
 ラウラ・エルナンデス・マルチネス(15歳・女の子・メキシコ)


2008年カレンダー5月 夢を見ると、想像豊かなすごい人になれる。この竜の形をした人形の絵は、何日か前に夢に見たもので、想像上の生き物です。この夢を見て、”今日も大事に、間違いを犯さないよう”と思いました。これらの色は私の好きな派手で明るい色ばかりです。”葉や羽が小川に落ちるとき、君(竜)が夢で言ったことが分かる気がします””生きるって、全て夢のようにはいきません””だから今日が最後の日だと思って生きていこう”

選考者
(選考理由・コメント)
王貞治さん(プロ野球福岡ソフトバンクホークス監督)
 青空を悠々と泳ぐエネルギッシュな竜は、この絵を描いたお子さんが、未来に羽ばたいていく姿に重なって見えます。世界の子どもたちが何らかの目標を持って、活き活きと育っていくことを願わずにはおれません。

6月「(無題)」
 イリス・S・ダ・シウバ(11歳・女の子・ブラジル)


2008年カレンダー6月

選考者
(選考理由・コメント)
笑福亭鶴笑さん(落語家)
 太陽や大地に守られ、動物も人間も植物もこんなに楽しく暮らせる平和な世界がきっとあるよね。絵からみんなの嬉しそうな会話が聞こえてきそうです。この絵の蝶ちょのように子どもたちを楽しい世界に運んであげたい。

7月「山」
 フォット・セライー(15歳・女の子・カンボジア)


2008年カレンダー7月 私の名前はSereyです。以前はゴミ捨て場に住んでいました。今はCCHに住んでいます。CCHに住めてとてもうれしいです。将来は弁護士になりたいです。

選考者
(選考理由・コメント)
梅沢由香里さん(囲碁棋士)
 絵全体に流れる穏やかな空気が、とても心地よいです。

8月「(無題)」
 マルシエル・クリスチーナ(9歳・女の子・ブラジル)


2008年カレンダー8月 

選考者
(選考理由・コメント)
北川悠仁さん(ミュージシャン「ゆず」)
 日本と裏側にあるブラジルのこどもの絵を選びました。世界中のこどもたちの自由な感性がいつまでも輝き続けるように自分たちにできることを少しでもしていきたいと思っています。

9月「神は私たちを愛している」
 ジョバンニ(13歳・男の子・グアテマラ)


2008年カレンダー9月 現在、NGO団体カサアリアンサのチルドレンコミュニティープログラムに参加している。「神はすべてのものを愛してくれる、子どもたちを、年老いた人たちを、動物たちを、花を。私たちのもとに悪いことが起きないようにいつも見守ってくれる。チルドレンコミュニティーにいるのが大好き。たくさんのことを学べるし、友だちとサッカーができるから。絵を描くのが大好き。

選考者
(選考理由・コメント)
熱海市小嵐中学校
 中央にいる神様が、二人の男の子の肩に手をあてているのに、とても温かみを感じる。貧困や虐待に苦しむストリートチルドレンは、自分たちの大切なものを守ってもらいたいのだと思う。自分に何かできることはないのかと、考えさせてくれる作品だと思う。

10月「日食」
 ロレナ・カサ・グランデ・エレディア(16歳・女の子・メキシコ)


2008年カレンダー10月 愛情深くて優しい、みんなと仲良く過ごすのが好きな少女。「日食で変化が起こり、夢が降りてくる。この絵は、太陽と月が善と悪となっている絵です。影が像の足にかかっています。私の夢見た日食は力をもっています。日食は、雨と太陽の間に生まれる虹のようで、わたしはこの対照を楽しむのが好きです。夢を見て、そして自分の夢がいくつあるのかを知ることは素敵なことと思います。

選考者
(選考理由・コメント)
浅野忠信さん(俳優)
 自分はこういうジャケットデザインのレコードを出したいと思っていた。この強烈な存在の放つパワー!この世界が皆の頭の中にある疑問を解決してくれると思った!

11月「麻薬のない世界」
 マリオ・ウ・ティノ(18歳・男の子・グアテマラ)


2008年カレンダー11月 現在、ボリバル通りにて路上生活をしており、NGO団体カサアリアンサのエデュケーターによって、外来治療を受けている。「僕はボリバル通りの友だちたちと路上で寝起きする。できれば、路上生活をやめて、家族と生活したい、そして、麻薬をやめれば、もっといいのに。」

選考者
(選考理由・コメント)
イルカさん(シンガーソングライター/IUCN(国際自然保護連合)親善大使)
 タイトルとこの美しく平和な絵をよく見て下さい。空に浮かんでいるのは「地球」でしょうか。汚れなき世界は最早、地球上にはないと幼い心は訴えています。君よ!この地球をどうぞ見捨てないで!!私達おとなは詫びる事からもう一度始めるから。

12月「守り神」
 アリシア・ディエゴ・マルチネス(15歳・女の子・メキシコ)


2008年カレンダー12月 「私の絵は私の人生なのです。最高の夢ってなんだろうって考えていると分かりました。私にとって最高の夢は、私に情熱や面白いことを伝えてくれるこの世で一番の守り神の夢なのです。彼を夢みて、毎日何かを学び、そして、夢を見続けます。あなたの気持ちが澄んでいて、心が穏やかであれば、あなたの夢は必ず叶うはずです。そのあなたの夢が叶うよう、心を込めて描きました。

選考者
(選考理由・コメント)
大村詠一さん(エアロビック世界大会銀メダリスト)
 地球とそこに住む命すべてを見守ってくれているような迫力というか力強さに惹かれました。身体の模様や尾の色使いなど、こんな感性を持っている子どもがいるなんて素晴らしいと思います。是非一度絵を教わりに行ってみたいものです。

ストリートチルドレン支援団体一覧

バングラデシュ エクマットラ
カンボジア 幸せの子どもの家(CCH)
インド ミネハハ・ヘルピング・フリー・エデュケーション・センター
ブラジル サン・マルチーニョ
グアテマラ カサ・アリアンサ・グァテマラ
メキシコ カサアリアンサ・メヒコ
ニカラグア アソシアシオン イニハンビア
ケニア 小原一真
Copyright(c) 2013 The International Art Festival of Children Living on the Streets All Rights Reserved.