2007年チャリティカレンダー

2007年カレンダー表紙 地球に1億人とも、それ以上とも言われている”ストリートチルドレン”と称されるこどもたちがいます。彼らの多くは、世界各地で「誰も自分のことなど気にかけてくれない」と思いならが暮らしている、と言われています。そんなこどもたちの思いや存在・夢・メッセージetc…を世界中の人々に伝えていけたら-そんな思いで、彼らの絵や詩を集めた”チャリティカレンダー作り”が2006年版よりはじまりました。収益は、必要経費を除き、現地NGOを通じて、世界のストリートチルドレン支援(2006年版はフィリピン・ウガンダ・メキシコ・バングラデシュのストリートチルドレン支援、2007年版はザンビア・カンボジア・ベトナムのストリートチルドレン支援)に活用されます。

2007年カレンダーに使用された絵

 2007年カレンダーに使用された絵とお寄せいただいたコメントをご紹介いたします。

1月「アステカ」
 ホセ・アルベルト・エスコバル・ロメロ(12歳・男の子・メキシコ)


2007年カレンダー1月 NGOカサ・アリアンサ(ストリートチルドレン保護・社会復帰支援施設)にて社会復帰のため奮闘中「アステカの人々は月明かりの下でお供えや舞踏とかをしていたんだ。彼らはピラミッドの一番高いところに上がって唄を歌い、より良い物や良い生活ができるようにお願いをしていたんだ。僕もその時代にいて、羽の飾りを見たりつけたりしてみたいな。

選考者
(選考理由・コメント)
森進一さん(歌手)
 私たち大人が失いかけているものを再発見するような思いで、一作一作に引き込まれました。厳しい生活環境にあって、なお伸びやかな感性、たくましい精神力を持ち続ける子どもたちの未来が、幸せなものとなることを心から祈ります。

2月「(無題)」
 リノス・フィリ(15歳・ザンビア)


2007年カレンダー2月 

選考者
(選考理由・コメント)
南こうせつさん(歌手)
 馬の親子が仲睦まじく、信頼し合っている姿がよく伝わってきます。特に馬の瞳の表情に、それが表れています。花がいっぱい咲いている緑の草原で愛する人と寄り添って過ごす・・・それは僕の理想の姿でもあります。この絵を見ていると心がほっと癒されます。ありがとう。

3月「(無題)」
 スダルマーラーヤ寺院セバスチャン孤児院のこども(スリランカ)


2007年カレンダー3月

選考者
(選考理由・コメント)
イルカさん(シンガーソングライター/IUCN(国際自然保護連合)親善大使)
 心の中がいつもこんな風ならいいだろうな・・・。泣きながら眠る子の胸をそっと照らすお日様の愛。この絵にはそんな神が現れている。その悲しみが深い程この絵は光を放ち私たちに何かを語りかけて来るのでしょう。

4月「森に住む動物」
 エン・ラター(15歳・男の子・カンボジア)


2007年カレンダー4月 1999年に父親を、2002年に母親をHIVで亡くした。おばの家に住み、ゴミを拾ってそれを売ったり、家事手伝いをして生活してきた。12歳になるまで、学校に通ったこともなかった。2002年10月CCH(孤児院)に入所し、現在そこで暮らしている。「世界が平和でありますように。コンピュータの勉強と、いたずらが好きです。大きくなったら、コンピューターデザイナーか、電気修理士になれるように、頑張ります。」

選考者
(選考理由・コメント)
小久保裕紀さん(読売巨人軍・プロ野球選手)
 絵の力強さに惹かれてこの作品を選出した。二人の子どもたちにも世界の子どもたちの絵を見て何かを感じてほしい。さみしい思いをしている子どもたちがいたらいつか一緒にキャッチボールをしたいと思う。

5月「家族の愛情」
 グェン・ヴァン・ハイ(15歳・男の子・ベトナム)


2007年カレンダー5月 両親は亡くなった。叔父と暮らす。現在、「子どもの家」に住んでいる。中学3年生。

選考者
(選考理由・コメント)
弓削昭子さん(国連事務次長補兼UNDP(国連開発計画)管理局長)
 両親を亡くし、今は「子どもの家」で生活する少年が、両親と共に過ごした楽しかった日々を思い出しながら、そして再びあの頃のように暮らしたいと思いながら描いたこの絵には、少年の切実な願いが感じられます。

6月「チアパス」
 ホセ・ヒメネス・レジェス(12歳・男の子・メキシコ)


2007年カレンダー6月 メキシコNGOカサ・アリアンサ(ストリートチルドレン保護・社会復帰支援施設)にて社会復帰のため奮闘中。「チアパス(州)は世界で一番いいところなんだ。滝や森、いろんな種類の木や動物、畑、ジャングルがあって、親切でいい人ばかり。みんなチアパス独特のいろいろな色の衣装を着ています。女の人は男の人と同じくらい働いて、みんな仲良く助け合っているんだ。」

選考者
(選考理由・コメント)
桑山紀彦さん(精神科医・NPO「地球のステージ」代表理事)
 風景画はその多くが心象風景、つまりその子の中の心の中の風景を映し出しています。この絵は奥行きがあり、にじみ出てくる豊かな情緒が風景の中によく表現されていると思います。

7月「私の最初の先生」
 レー・ティ・タン・ホン(15歳・女の子・ベトナム)


2007年カレンダー7月 父親はいない。母親は小物売り。兄弟は3人。生活は大変困難。「親を大切にして、いい人になるように頑張ります。私の最初の先生は父です。」

選考者
(選考理由・コメント)
熱海市小嵐中学校(代表 中島洋一郎校長先生
 絵の中に描かれている虹色の「気球」が、家族の夢のように思います。その夢を親が優しく、見守りながら、家族みんなで育んでいこうとしている暖かさを感じる絵です。ストリートチルドレンの子どもたちにも、夢を追いかけてもらいたい。そして家族の絆を大切にして欲しい。これは、ぼくたち・わたしたち 地球上すべての家族に対するメッセージなのかもしれない。(3年男子)

8月「(無題)」
 スダルマーラーヤ寺院セバスチャン孤児院のこども(スリランカ)


2007年カレンダー8月 

選考者
(選考理由・コメント)
北川悠仁さん(ミュージシャン「ゆず」)
 スリランカという遠く離れた場所にいる子どもがたくさん日本の国旗を描いてくれているのが嬉しかったです。中でもこの絵がとても暖かく感じました。国を超え、国境や宗教を超え、世界中の子どもたちが平和に暮らしていけることを願っています。

9月「マヤの世界」
 オマル・ロドリゲス・ゴンザレス(12歳・男の子・メキシコ)


2007年カレンダー9月 メキシコNGOカサ・アリアンサ(ストリートチルドレン保護・社会復帰支援施設)にて社会復帰のため奮闘中。「マヤ族は僕たちの祖先で、いろんなことに才能があって、メキシコの南に大都市を作ったんだ。自給自足の生活をして、食べ物を耕して、道具を作っていたんだ。これらの都市は壁や石柱にいっぱいの絵で飾られたんだ。

選考者
(選考理由・コメント)
榎木孝明さん(俳優)
 人はそれぞれ持って生まれた運命というものがあるのかも知れません。ストリートチルドレンになってしまった子供達が、仮にそうなる運命があったにせよ、それを見守り、何らかの手助けをするように私たちが出会ったのもまた運命であると、私は信じます。一人でも多くの人に、こんなにも素晴らしい感性の子供達のことを知ってほしいと思います。

10月「(無題)」
 グラー(9歳・男の子・タイ)


2007年カレンダー10月 幼い頃から薬物中毒の父親に強制され母親・兄とともにミャンマー_タイ国境メーサイの町でゴミ拾いをしていた。2年前に決心をして、チェンセン子どもの家へ。現在は小学2年生。「僕たちを産んでくれるまで、9か月もの間お母さんはお腹の中で僕たちを守ってくれて、産まれてからも、必死で世話をしてくれた。お母さんの愛情を忘れない。世界で一番大好きなお母さん。(夢:学校の先生・困っている人を助けられる人)」

選考者
(選考理由・コメント)
山本博さん(アテネオリンピック アーチェリー銀メダリスト・日本体育大学短期大学部准教授)
 この世に生を受けてから、気が付けばストリートチルドレンとなっていた子どもたちは愛情をどのように受け止めてきたのであろうか?彼らが生まれながらに持っている愛情のポケットにどれだけの幸せが今までに詰められたことであろうか。最も詰め込まれたかったであろう母の愛。この絵には母から子への愛情の根幹と、子が決して忘れ得ない母への慈しみが描かれている作品です。どんあ優れた英雄も母から生まれていることを忘れてはいけませんね。

11月「(無題)」
 カンゲーシュ(18歳・スリランカ)


2007年カレンダー11月

選考者
(選考理由・コメント)
高原直泰選手(サッカーワールドカップ ドイツ大会 日本代表)
 一人でも多くの子供達に希望を与えられるようなプレー、ゴールが出来るように、これからもサッカーに励んでいこうと思います。

12月「(無題)」
 アトゥー・マヨ(13歳・女の子・タイ)


2007年カレンダー12月 貧しい家庭で、生活の苦しさから物乞いをはじめようとしたところに、親戚から子どもの家を紹介され、5年前に母親に連れられ兄・弟と一緒に子どもの家に来た。「自然を大切にして生命の源である水を守っていきたい。水、自然がなくなると人は生きていけない。(夢:看護士)」

選考者
(選考理由・コメント)
藤原紀香さん(女優)
 この絵の中には両手でかけがえのない美しい地球を大切に守ろうという思いとやさしい色使いが、平和への願いを感じさせてくれます。

ストリートチルドレン支援団体一覧

タイ アーサー・パッタナー・デック財団
バングラデシュ エクマットラ
メキシコ カサ・アリアンサ
ザンビア カシシ子どもの家
カンボジア 幸せの子どもの家(CCH)
スリランカ スダルマーラーヤ寺院セバスチャン孤児院
ベトナム ベトナムの「子どもの家」を支える会
ザンビア アングリカン・チルドレン・プロジェクト
フィリピン Kabataang Gabay sa Positibong Pamumuhay(KGPP)
ザンビア ZaNelic(Zambia Children New Life Center)
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